講演を聴くマナー
2010年 01月 16日

世間にはわずらわしく感じるほど、大げさにあいづちをうったり、うなづいたりする人がいるものです。その反対に、あいづちやうなづきが極端に少ない人もいます。慣れるまでは、気分を害しているのか、嫌われているのか、と感じるほどです。
正直どちらのまねをすることはないと思います。その人らしく自然であるのが一番でしょう。とはいうものの、日本人の平均値は、あいづち・うなづきが少なめだと感じています。洋画をみれば、欧米人はスマイルをふくめた承認の動作が実に表情豊かです。これに対し、日本人は比較すれば反応が平板です。
私は人前で話をすることがしばしばありますが、いつも感じるのは、もうすこし聴衆がうなづいて聴いてくれたら話しやすいだろうな、ということです。日本人の平均値として、1:Nのあいづちは特に苦手のようです。まれにうなづいて聴いてくれる人がいるものですが、うれしいものです。
「あ~、この人は承認の心がけがあるんだな、できた人だな」
と思います。そういう私ですが、うなづきは苦手です。どうでもいいことにうなづくというのが、できかねるのです。他人に要求しておいて勝手なものですね。
そこで対策ですが、他人の講話を聴くときは、気がついたときに首をタテに振るようにしています。決してほめられたものではないと思いますが、何もしないよりはいいでしょう。そして本当に納得できた時は、サービス精神を発揮、ちょっと意識的にうなづくようにしています。
講演を聴いて、本当に納得できて、話者に自分の気持ちを伝えたいときには、大きくうなづいてあげるのがマナーだと思います。講演を聴くマナーというのは、あまり取り上げられてきませんでしたが、確実にあると思います。
世間にはマナーの良い聴衆とマナーの良くない聴衆が確実に存在します。講演の最後はマナーのよい聴衆は間違いなく拍手してくれますが、同じ話をしても、マナーのよくない聴衆は特に悪気がなくても、拍手をしそびれるわけです。聴衆の中に一人でも乗りの良い、サービス精神の旺盛な人がいれば、そんなことはなかったのでしょうが、運悪くそんな人が一人もいないことがあります。それがマナーの良くない聴衆であるわけです。
承認のコツはサービス精神と「乗り」だと申し上げましたが、反応のよい聴衆はそうしたサービス精神を必ず持ち合わせているものです。たとえ聴衆の質がよくなくても、これを読まれているあなたなら率先して拍手し、承認を実践されることでしょう。
by bfath602 | 2010-01-16 04:44



