感情の男女差

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「女の長電話」という言葉があるように、女性はおしなべて長話が好きです。これは自分の奥さんを見ていてもそのとおりだと思います。何しろ一時間の電話などあたりまえです。男の場合、一時間の電話などできようもないし、もしできたとしたら相当の事情があったと考えなくてはならないでしょう。

つまり、女性を相手にするときには、結論だけを言ってはダメなのです。相手の情感を理解して話をする、また話を聞かなければならないのです。相手の情感とは理性とは全く別物である、というのを心しなければなりません。たとえば、

「私ね、車Aを買おうか、車Bを買おうか、迷ってるの。どう思う?」

というような話をもちかけられたとき、

「えっ、車を買うの。いいなあ、俺も金があったら欲しいよ」

といふうに一応、話につき合う姿勢を見せることが大切なのです。そうでないと女心はつかめません。

「でもねえ、車Aだと百万円高いのよ。それに何かと目だって他人の眼が心配だわ。車Bだとそんなことはないけれど、やっぱりいい車に乗りたいし・・・」

「そうか、他人の眼が気になるんだね」

「そうなのよ、主人も安い車にしようというんだけれど。でもいい車にも乗ってみたいし・・・、どう思う?」

こうなると、男性はついつい「そんなことは自分で考えて自分で考えたらいい。忙しいというのに、そんなどうでもいい話につき合ってられないよ」と思ってしまいます。それが男の論理というものです。だが、その論理は女性には通じません。それを言葉に出したり顔に出すのは禁物です。

女性は自分の気持ちを聞いてもらいたくて話しているのであって、必ずしも意見を求めているわけではないのです。この場合も、最初から車Aを買うつもりなのですが、とりとめもない話をしている、そのひとときが楽しいというわけです。そうでなければ、一時間の長電話が平気、という事実の説明がつきません。

男性にはその心理がなかなかわからないわけです。女心を理解している男性は、五分で済む話を一時間でも延々と聞いてあげることができるものなのです。結論はわかっていても、結論に辿り着くまでのプロセスをともに楽しみ、おつき合いしてあげれば、女性は情感的に満たされることを知っているわけです。

こういう現象を脳の働きという観点から見ると、非常に面白いことがわかります。会話をする時に男性はほとんど言語中枢がある左脳だけを使って会話をしています。逆に、女性は脳全体を使って話をしていることがわかっています。男性は理論立てて必要事項を話そうとするのに対し、女性は無駄な話も会話の中に入ってきます。ですから、余計な会話が多くなりがちな女性はよくしゃべるといわれるわけです。

また、女性が感情的になりやすいのは、会話しているときに言語中枢以外のところも使っているので全ての情報が混在し、理論立ててまとまった話ができなくなる傾向があるからだと言われています。これに対し、男性の場合は、会話するときに使う部分、理論を組み立てるときに使う部分、感情的になる部分というのが脳の中で区分けされているので、会話中は感情的になりにくいわけです。

このように、男女の脳の違いは構造的にはっきり違う部分がいくつかあり、内部の働きについては個人差はあるものの、大きな傾向があるということがわかります。

ただし、女性でも常に冷静な人もいますし、男性でも感情丸出しな人もいるわけですから、あくまでも傾向であって万人に通用することではありません。今お話した男女の脳の違いも、個人差という言葉で跳ね返されてしまう以上、あまり体系的な理論が構築されていないのが実情のようです。
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by bfath602 | 2011-08-11 13:02


どうすればもっと出版の成功率を上げることができるのでしょうか。やり方はあります。それはコーチングを使うことです。


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