無意識に味方すればあがりにくくなる

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ある式典の閉会の辞を毎年担当していたことがあります。閉会の辞ですから、一分程度です。これをメモを見て話すようでは、値打ちが下がる、と私は考えました。一分ですから、アドリブもやる余地はありません。毎回がっちり固めた文面を暗唱することになるのですが、この役目は毎年やっていても緊張しました。私は人前で上がるほうではありませんが、やはり登壇のときは心拍数が大幅上昇していたと思います。

とくに卒倒するほど緊張したのが、仕事で挫折して日々批判されてばかりのときにこの役目を引き受けたときです。人間、自信や自己肯定感を失うと、震え・しびれといった心身症が出ることがあります。今にして思えば、このときは急性心身症とでも言うべき状態だったのでしょう。

それから自信を取り戻すにつれて、卒倒するほど緊張することはなくなりました。結局、人前であがらないためには心が健康であることが第一なんだな、と痛感します。

心が健康であっても、無意識は大勢の聴衆を相手にすれば、動物的本能として緊張します。私流の対処方法は、

・「あがるんだからしかたないじゃないか」とつぶやく。
・「動物的防衛本能が動いているのだから、正常で結構なことだ」と思う。
・「自分は守護霊の加護があるから、やって通れるはずだ」と思う。
・聴衆との対話のフレームで、聴衆への語りかけに集中する

ポイントは自分の無意識を叱咤しないでいたわってあげることでしょう。最悪の対応が、

「あがっちゃダメ」

と無意識に命令することです。無意識は否定形を理解しません。「あがっちゃダメ」は「あがれ」と等価です。

こう考えていくと、無意識に味方する姿勢が心の健康を増進させ、ひいてはあがりも最低限に押さえる秘訣となのだ、と考える次第です。
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by bfath602 | 2011-09-30 10:04


どうすればもっと出版の成功率を上げることができるのでしょうか。やり方はあります。それはコーチングを使うことです。


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