何でもかんでも素直なら心を病むこと必定

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私は成人してからも親から、

「考えを改めよ、あり方を変えよ」

と何かと説教されたものです。しかし、根が頑固者でしたから、

「何を言ってるんだ、そんなことできるもんか」

と思うことがほとんどでした。若い頃は反発して食ってかかったものですが、その軋轢に疲れたので、後年は面従腹背を通してきました。今にして思えば、これがよかったと思います。自分の潜在意識をいたわり、味方することで、自分のアイデンティティを喪失せずに済んだからです。その結果、それなりに自信を維持し、平常心を維持してきたわけです。

これがなまじっか素直でまじめだったら、自分の潜在意識を虐待し、敵対することで心の健康を損なっていたかもしれません。人間、強制されて変わるということは、それほどストレスがかかることなのだと痛感します。

では、親の言うことにすべて反発していたかというとそうでもなくて、納得できるポイントだけは吸収して取り入れて来ています。そして納得して取り入れたことは、決して元の状態に逆戻りすることはありませんでした。

つまり、私の脳は現状維持の安定志向を基本とする反面、一旦変化したら戻らない「可塑性」もあるということになります。これは私のみならず誰の脳でもそうした特性を持っているようです。だから

「考えを改めよ、あり方を変えよ」

と相手に強制するのは、脳の生理から言って全く不合理なわけです。ではどう言えばいいのでしょうか。

「こうした方がもっといいよ」

とワンポイントアドバイスをするのです。もし、それが建設的で納得できるものなら、相手は変って元に戻らなくなります。これを繰り返すことで、相手は徐々に変っていくのです。

相手のあり方を全否定するようなもの言いは愚かなことです。また、

「人間素直が一番」

などとよく言われますが、それは納得できることに素直でありさえすればよいのです。何でもかんでも素直であるなら、心を病むこと必定でしょう。
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# by bfath602 | 2011-09-30 16:23


どうすればもっと出版の成功率を上げることができるのでしょうか。やり方はあります。それはコーチングを使うことです。


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